白原歩生は両親が存命である為、両親の手で保護されている。
しかし親とは言え、一般人だ。ともすれば生命の危険を伴うリトルフィンガーの保護を、一般人に任せるのは俺に言わせれば不可能である。
案の定、彼女と会うといつも疲弊しており、精神的な苦痛も味わっているようだ。
「なぜこんなことができない」「どうかしている」「おかしい」「いい加減にして」等の言葉責めや、父親に体を弄ばれることもあると言う。母親は迷信深く、「悪行を積んだからそんな病気になったのだ」と彼女を責めるらしい。「早く普通に戻ってほしい」と、過剰な期待の余り宗教に全財産をつぎ込んでいる。
ただそれは彼女の一方的な証言であり、両親の外ヅラは良く否定を貫いている。
証拠もなく、制度もない。
白原歩生はこのまま何重の責め苦に遭いながら、ただ親が死に介護士が派遣されるか、疲弊し尽くして死ぬのを待つしかないのだろうか?

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